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 高橋洋・稲生平太郎対談集『映画の生体解剖~恐怖と恍惚のシネマガイド』 

映画監督・脚本家の高橋洋と、作家・英文学者の稲生平太郎(横山茂雄)による対談集。2010年、カナザワ映画祭における対談「映画におけるオカルトとは何か?」を契機に、意気投合した二人が、「映画の本質とは何か」をめぐって縦横無尽に語り合う。「手術台は映画の根源を呼びさます」「放電は映画のテクノロジーの象徴である」「映画の中に時間は流れていない」ほか、刺激的なタイトルが並ぶ。稲生平太郎にとってありうべき映画とは、「心霊動画」のようなものであるという。論理を突き詰め、妄想でいろどる高橋洋監督と、直感で核心を衝く稲生平太郎のコンビならではの、ユニークな対談。取り上げた映画は約800本。全作品の注付きで、恐怖映画のガイドブックとしても活用できる。

洋泉社・定価3996円 ISBN:9784800302830
ブックデザイン◆高橋ヨシキ 編集協力◆石堂藍

映画の生体解剖

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