Isidora’s Page
神林ワールド資料集

エッセイリスト

「受賞のことば」
*半段の囲み記事。エッセイというほどのものでない、ハヤカワSFコンテスト佳作受賞の感想。にもかかわらず、今の神林長平とダイレクトにつながるところに感慨を覚える。文体にしても内容にしても。進歩がないということではない。変化しつつも核になるものを失わないことがある、ということ。
SFM79-9
『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に再録
「宇宙青年シュランの大会初体験記――GATACON6レポート」
SFM82-1
「ニイガタ・晩秋」
*同誌のパロディ(架空アニメ)企画に寄せて
SFイズム5号
「星雲賞受賞御礼」
*第14回星雲賞・日本短篇部門、「言葉使い師」受賞に際して
SFM83-11
「シティターボ――雪景色の中の金太郎3」
*もちろん車の話。車関係のエッセイ(ファンクラブの会員になるとたくさん読める)を通して読むと、神林長平のクルマ好きは機械好きなのだ、とつくづく思う。野阿梓の「技術系SF作家」というのは至言なのだ。
SFA84-3
「神林長平のTOOL BOX」
*連載エッセイ。国産CCV初公開に関するもの。どちらかというと『雪風』関連ですね。
SFイズム
『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に再録
「科学と数学と水ネズミの話――神林長平のTOOL BOX」
*数学で表現できればオカルトでも科学だという話。そりゃそうだ。そうできないから(再現性がないから)超心理学は科学扱いされないのだ。
SFイズム
「MSX登場――神林長平のTOOL BOX」
*MSXって言っても今の人にはわからないかな? アスキーとMS社によるパソコンの統一規格のことで、当時8ビットでクロック周波数4メガヘルツだった……ああ、隔世の感。で、このエッセイはコンピュータが安くなった。という一言で始まる。ずっとこれを言い続けているような気がしないでもない。
SFイズム
「リアルワールド――神林長平のTOOL BOX」
*『ウォー・ゲーム』を観ての感想。コンピュータにとっての現実世界とは何かの考察。
SFイズム
「飛行機が好き――神林長平のTOOL BOX」
*野田元帥との対談の話題。雪風をめぐる話は、飛行機はけなげだから好きという結論へ。
SFイズム
『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に再録
「もしもし、こちらA'です――神林長平のTOOL BOX」
*「コンピュータと人間」というテーマでの浅田彰との対談をめぐっての話。コンピュータ社会がどう人間を変えるか、というのはわからない、変わってもわからないのがこわいではないか、と言う。これはSF的な話だった。
SFイズム
『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に再録
「我が母校」(未見) SFワールド3号・84年
「若き長老」
*矢野徹さんについて  
別冊文藝春秋・84-1新春特別号
「星雲賞に感謝をこめて」
*第15回星雲賞・日本長篇、短篇両部門受賞に際して。
SFM84-11
「あの頃わたしは…」
*SFマガジン25周年記念関連コラム。小学校に入る前の、ゆっくりと時が流れていた時代を回想する。
SFM85-2
「GATACON sp.夏まつり 事務所開き」(高柳清名義) SFM85-4
「GATACONスペシャル夏まつり プログレスレポート・海賊版」 SFイズム14号・85年
「神CON騒祭 レポート」〔TOOL BOX EX.〕(未見)  SFイズム15号
「ノンカロリー・チョコレート」(未見) HAYAKAWA SF FAIR・PR用印刷物
「夏まつりの日――日々快感」
*GATACON sp.夏まつりに関して
SFA85-10
「降りるか、墜ちるか――題名募集中!・15 またも該当作なし!」 
*飛行機が好き、というところから御巣鷹山の惨事へと話は進む。
SFM85-11
「SAF-V-05003雪風」(未見) SFイズム16号・86年
「いい女いい男――ギル・ルイス」
新潟日報・夕刊86・3・17
「いい女いい男――紫の人」
新潟日報・夕刊86・3・18
「いい女いい男――化粧について」
新潟日報・夕刊86・3・19
「いい女いい男――獏さん」
新潟日報・夕刊86・3・20
「いい女いい男――魔姫」
新潟日報・夕刊86・3・22
「ファン・トゥ・ドリーム――日々快感」
*自由な感性を伸ばす技術
SFA87-4
「おもちゃとSF」
*「SFの挑戦!」という特集のための小文。SFとはなにか、小説とはなにか、わからないから書き続けられる。もしもこういうものだ、という解があるのならそれにあてはまらぬものを書けばいい、とも。これまたデビュー当時から今まで変わらぬ姿勢。
SFA88-6
「ナインボールと1000番――題名募集中!47(宇宙御見舞い申し上げます)」
*神CON騒祭(かんこんそうさい、神林同盟の会長主催の小旅行)4の話題。
SFM88-9
「活字の向こうに」
新潟日報88・10・24
「好き好き」
小説NON89-3
「超新技術をめぐる米ソの対決」
*アイザック・アシモフ『ミクロの決死圏2』書評
産経新聞89・5・11
「十年の冒険」
*SFA10周年記念エッセイ。
SFA89-6
「現のロンドン」
*『猫たちの饗宴』のアニメ化に際し、音楽がロンドンで録音されることになったが、それに便乗してスタジオを訪問し、ロンドン旅行を楽しんだ顛末が語られている。
SFA89-12
「ハードな音と優しい夜と」
*上のエッセイと同じ。
SFM90-1
「絵になるアプロへのメッセージ」
*アニメ「敵は海賊」記者発表資料。『敵は海賊の世界』はメタ構造になっているということを語ったもの。フィクション風エッセイ。
89年。SFM90-1/2/3月号のアニメ広告に分載。
(無題)(未見)
*「敵は海賊~猫たちの饗宴~」BGM集のブックレット。原作者の弁。     
90・3・25
「音に浸る夜」(未見)
*1990年10月に行われた、シュジャート・カーンのシタール演奏会に寄せて。
『ムガール夢幻 シタールの響』
「ユービックのころ」特集《P・K・ディックの世界》
*デビュー前にディックと出会い、「これならおれにも書ける」と思ったということが語られる。これだけだと誤解を受けそうなので、本文をきちんと読んでくださいね。『逆回りの世界』の解説でもOK。ディックと神林長平というのは比較しつつ批評しようとすると本当におもしろいのだ。似ているようで、似ていないから。ここで好みが分れるのだろう、たぶん。やはり『ユービック』で、論じてみたい。
ユリイカ・91-1
『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に再録
「猫から教わる人間にとって大事なこと。」
*スージー・ベッカー『大事なことはみーんな猫に教わった』の書評。
SFM92-3
「年を取るのも悪くない」
*テリー・ビッスン特集のためのエッセイ。
SFM94-11

*『言葉とコンピュータ』書評
信濃毎日新聞・95・1・29
「猫にはなれない」
*人間は群れて生きる犬型の生き物だという話。
中央公論・95-4
『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』に再録
「意識は科学的に記述できない?」
*『皇帝の新しい心』についての書評
信濃毎日新聞・95・4・16
「不思議現象から心理学へ」
*『不思議現象 なぜ信じるのか』の書評
信濃毎日新聞・95・5・28
「猫好きの猫の好きな理由」
*『わがままな猫と暮らす方法』の書評
信濃毎日新聞・95・6・11
「より視野を広げるために」
*『動物たちの心の世界』の書評
信濃毎日新聞・95・7・23
「夏休みの一冊」
*『パラダイムの迷宮』について
信濃毎日新聞・95・7・30
「猫が猫に向けて書いた本」
*『猫語の教科書』についての書評
信濃毎日新聞・95・9・24
「雲をつかむ――わたしのデビュー作」
*高専卒業後引きこもり状態になってから「狐と踊れ」でデビューするまでを語ったもの。短いながらも良いエッセイ。
新刊ニュース・95-11(トーハン)
「SF大賞受賞のことば」
小説工房・95-12(サンサーラ増刊)
「4Bからパソコンへ」
週刊小説・96・1・19号
「技術者の心眼」
信濃毎日新聞・96・1・7
「本好きのためのミステリー」
*『死の蔵書』の書評
信濃毎日新聞・96・5・06
「犬型の生物を食う猫型の怪物」
*文庫特集「一冊の本――著者による内容解説」の一つ。『敵は海賊・海賊版』をめぐってというより、シリーズ全体とアプロについて。
週刊読書人・96・8・2
「夏休みの一冊」
*『ダーシェンカ』
信濃毎日新聞・96・7・12書く
「クリティカルシンキング」
*『クリティカルシンキング』の書評
信濃毎日新聞・96・11・03予定
「今年の一冊」
*『本屋でぼくの本を見た』
信濃毎日新聞・96・11・29書く
 *『女王陛下の騎手』の書評
信濃毎日新聞・97・02・02
「お気に入りの台詞――前書・後書」
*『ライトジーンの遺産』についての自著解説
新刊展望・97-4(日販)

*『テスト・パイロット』書評
信濃毎日新聞・97・03・19書く
「猫は、ただ猫である」
*猫特集のためのエッセイ。神林家の猫・ゲンマイ(元気で毎日)の写真つき。
SFM97-6
「SFM500号記念に寄せて」
*これもエッセイというほどのものではない半段の囲み記事。こんな言葉がもらえて『SF-マガジン』は幸せ。実際、それだけのことをしてきた雑誌だと思うけれども。
SFM98-2
「ルーカスの才能にかけた人々のドラマ 週間読書日記」
*ゲリー・ジェンキンズ『ルーカス帝国の興亡』の書評。
日刊ゲンダイ・98・9・2
推薦文 「M・G・H・」向け
*第一回日本SF新人賞受賞作「M・G・H・」折り込みパンフ。
巻頭言「想像力の地平への誘い」
*日本SF作家クラブ会長として、SFの素晴しさをアピールする一文。SFの広がりと可能性を強調しているが、ちょっとやり過ぎではないかと私は感じる。立場上、場所柄、などという言葉が浮かんでしまう。
『SF入門』2001・12・31(早川書房)
ラーゼフォンの時間
*時間と音・聴覚の関係についての考察を含む。時間を生じさせているのは生命そのものかもしれない、という結論が鮮やか。
劇場版アニメ「ラーゼフォン 多元変奏曲」のプログラム2003年4月19日。なお、同DVDの限定版に、このプログラムの縮刷版が特典としてついている。
神林長平氏よりゲーム版に寄せて
Xbox用ゲーム「戦闘妖精雪風~妖精の舞う空~」(談話?)
「ファミ通Xbox」2003年6月号 
かくもリアルな仮想世界
ハヤカワ文庫SFフェア2003夏 店頭配布用リーフレット
選評~『戦闘妖精雪風』公式サイト企画“模型戦略技術団競技会”の神林賞 「HOBBY JAPAN」2003年12月号
なお、公式サイトでも読むことができる。
川端裕人『川の名前』解説 ハヤカワ文庫2006/7/10
猫に学ぶ 『ねこ新聞』2012年7月号・単行本=竹書房『猫は音楽を奏でる』2013/3/23

インタビュー等

「工専出身、多忙な日々」(「今夜のお客さま」というインタビュー・コーナー) 新潟日報夕刊・81・11・24
「SF NEW GENERATION 第八回神林長平」インタビュー(聞き手・高橋良平) SFM82-2
「SFの未来を語る」座談会(大原まり子・火浦功と) SFM83-6
神林長平が語るイメージ――〈メカ・言葉・SF〉(徹底インタビュー・いじわる101問) SFワールド2(小説推理臨時増刊号)83-11
「書きたい小説は、ハードSF・メカ・ロマン・ファンタジー」対談(森下一仁) SFワールド2(小説推理臨時増刊号)83-11
テクノ対談(浅田彰と)           週刊就職情報 臨時増刊号 コンピュータ世界と現実世界 「コンピュータ仕事カタログ」1984
「現実を疑うことから作品世界は生まれる」インタビュー SFA84-2
「言葉使い師 神林長平」インタビュー LOGIN84-6
「あなたのSFマインドに安らぎあれ」
*1984年11月、専修大学での講演記録。「兎の夢」「七月の誕生石」をどんなに切羽詰まって書き上げたか、などの話。            
『愛してるかいSF』( シャピオ・ブックス 1985/5/31)
「東京なんて遊園地――越後で候」
新潟日報夕刊・86・3・6
「SFセッション・トーク」(横山宏との対談)
SFM86-6
「男の料理は好奇心の旅」(鴨生文明=ネッスル信越営業所長との対談)   新潟日報・86・10・15
「SFってなんだっけ」第5回(小松左京のリレー鼎談、大原まり子と) SFA87-10
「神林長平かく語りき…作家生活11年の歩みそして結婚を聞く」
ニュータイプ・90-3
「横山宏を巡る九人の仲間達」(談話) 『横山宏・小林誠の世界』(ツー・ファクトリー 1988/5/10)
「神林長平語録」
*先行上映会での挨拶より。(アニメ「敵は海賊」の広告に使用)
SFM90-4
「この本に注目!17~『敵は海賊・海賊たちの憂鬱』インタビュー SFM91-7
「死と生の間の世界を描く~『死して咲く花、実のある夢』をめぐって」インタビュー(聞き手・石堂藍) 幻想文学43号・94-2
「雪風、また未知なる戦域へ」インタビュー(聞き手・牧真司) SFM99-7
*第二特集「がんばれ!日本SF」の一環として 「ダ・ヴィンチ」vol.66・99-10
第一回日本SF新人賞選考座談会
*1999・12・3新宿のホテルにて行われた選考会の模様、星敬ほかの編集による。
SFJapan・2000
SF大賞二十周年記念ムック
「書くのが一番楽しい――県人作家に聞く」
*「2001年本への旅」特集の一環(記者は本社学芸部・宮下昌幸)。
『新潟日報』2001・1・3
第二回日本SF新人賞選考会 「SF Japan」vol.02(2001年春季号)
「『創造するSF』のすすめ」(大原まり子・小谷真理・巽孝之との座談会)
*『SF入門』の巻頭言について、SF全体のことを考えないといけないので難しかったというようなことなど。「ライヴ感覚」という言葉が出て来たりして、最近のお気に入りの言葉はこれか、などと思った。
SFM2002-2
第三回日本SF新人賞選考会  「SF Japan」vol.04(2002年春季号)
「空のイメージとメカニズム」「最初の一文が世界を決定する」(ロング・インタビュウ)
*長いものを全篇後篇にまとめている。前者が『雪風』について、後者が《火星三部作》と書くということ全般について。進化する神林長平。そうでなければ死ぬしかないというのがすごかった。インタビュウ・構成は石堂です。いやあ、愉しかったなあ。役得である。活字では語り口を再現できないのが残念です。
『戦闘妖精・雪風解析マニュアル』
「戦闘妖精・雪風」の世界(文章全体の構成は長谷川伸二)
*書き手が書いた世界を読者が超える瞬間がすばらしいなどの発言も。
「M-CATS」05(モデルアート2002年2月号臨時増刊。1月中旬発売?)
物語が共鳴するとき スペシャル対談 神林長平×出渕裕 「アニメージュ」2002年10月号
飛ぶからこそ美しい
*0VA「戦闘妖精雪風 OPERATION 2」の試写直後のインタビュー
「Newtype」2003年3月号 
Staff Talk 02
「YUKIKAZE FLIGHT MANUAL-2」(OVA「戦闘妖精雪風 OPERATION 2」2003年2月発売の封入特典ブックレット)
原作者が語る『雪風』シリーズと物語をつむぐという仕事
*Xbox用ゲーム「戦闘妖精雪風~妖精の舞う空~」関連記事
続編も書きたいという発言が……。
「ファミ通Xbox」2003年9月号 
「猶予のセカイを超えて」
構成=東浩紀+〈波状言論〉
*2004/12/17「波状言論」にて行われたもの。ネット掲載のものの圧縮版。意外に小説をよく読んでいることがわかる。執筆ペースが落ちたことと無縁ではない?などと思ってしまう。
SFM2005年10月号
「戦闘妖精雪風」制作者鼎談
*監督・大倉雅彦、プロデューサー・杉山潔との鼎談
DVD「戦闘妖精雪風 F AF航空戦史」(2005年11月25日発売)ブックレット
「魔法少女まどか☆マギカ」
*聞き手=藤田直哉
『Fate/plus虚淵玄Lives : 解析読本』(河出書房新社 2014)

文庫解説

フィリップ・K・ディック『逆回りの世界』解説 1983/8/31・ハヤカワ文庫SF
田中光二『黒呪術の女』解説     1987/7/25・角川文庫
青木和『イミューン』解説 2000/9/21・徳間デュアル文庫
パトリック・オリアリー『不在の鳥は霧の彼方へ飛ぶ』解説 2003/5/15 ハヤカワ文庫SF
川端裕人『川の名前』解説 2006/7/7 ハヤカワ文庫JA
山田正紀『神狩り』解説 2010/4/15 ハヤカワ文庫JA
神林長平氏御自身と〈神林同盟〉会員・市村肇氏の御協力を得て作成しています。
未完成です。ごめんなさい<(__)>