Isidora’s Page
建築日誌
■松蔭神社■    2004年12月19日

のっけからくだらない話で恐縮だが、小生はつぼイノリオが大好きである。今ではほとんど見かけなくなったが、音楽業界では、かつて、コミック・ソングと言うジャンルが確立していた。
古いところではクレイジー・キャッツやドリフターズなどは、その教祖たる存在である。いや、教祖と言うならば、エノケンやあきれたぼういすなどが原点だろうか? モダン・カンカンなどももちろん同類である。吉幾三などは、もしかすると、同系列の最終ランナーかも知れない。
しかし、そんな古い話をしているわけではない。
小生の青春時代のコミック・ソングの話をしているわけだ。
つぼイノリオといっても、ピンと来ない方が多いかもしれない。彼は、名古屋出身のDJである。かつて、オールナイト・ニッポンのDJもやっていた。おはよう、こどもショウの司会もやっていた人気者である。
しかし、彼の本当の肩書きは「コミック・シンガー」である。かなりエロいコミック・シンガーである。
何でこんな話を始めたのか? それは吉田松陰つながりである。つぼイのヒット曲は、何といっても「金太の大冒険」である。とある有名な野球選手でさえ、彼の歌をカラオケで歌っているといううわさだ。しかし、本当の名曲は他にある。
今では放送禁止名曲として名高いが「吉田松陰物語」というのがそれである。「吉田松陰が、シンガポールへたどり着いた」と言うお話である。
これ以上は、ヴェルデさんやピエドラさんなんかも見ているかもしれないこの日記には書けない。それほど、くだらない曲である。

世田谷中央病院のすぐ近くに「松蔭神社」がある。言わずと知れた、吉田松陰さまの神社である。
吉田松陰については、それこそシンガポールへ着いたということしか頭に残っていない。(笑)まあ、近代日本の学問の神様と言うところであろうか? 現に、神社の神様として奉られている。
松蔭は、松下村塾を引き受けて、伊藤博文や高杉晋作などに教授したことで有名である。その、「松下村塾」のレプリカが、この松蔭神社の裏手に建立されてある。誰も尋ねることは無いようだ。いつも雨戸が閉まっている。
しかし、松蔭神社自体は、活況を呈している。人出も、まあまあである。
小生は毎年、この神社のお札を購入する。なんだか、頭がよくなりそうだからである。しかし、一向に頭は良くならない。来年の正月は、頭が良くなるお払いをしてもらおうと思っている。

吉田松陰銅像 
吉田松陰銅像

松下村塾(レプリカ) 
松下村塾(レプリカ)

吉田松陰墓
吉田松陰墓

松蔭神社本殿
松蔭神社本殿