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建築日誌
■おおくら大仏■    2005年03月22日

正式には、東光山妙法寺という。
世田谷通り、大蔵橋のすぐそばにある。
自転車で何度か通りかかっているが、今までその存在に全く気がつかなかった。
夜になってライトアップされ、初めてその異様さに気づいた。
これだ! キッチュだ! ありがたい! 小生は人目もはばからずシャッターを押しまくった。(笑)

屋上に聳え立つ大仏様は、なんと高さ8メートル、重さ8トン、平成8年の建立である。どうやら8と言う数字にこだわったらしい。なぜ、777にしなかったのか?(笑)
ブロンズ製。久遠実成の本佛であるという。

「久遠実成の本佛とは、法華経の一番有り難い佛さまで、佛の命が過去から現在、未来へと永遠に続くことを表し、その佛さまを拝む人類の生命、そして地球上のすべての生きとし生けるものの命が永遠であることを説いたお釈迦様の姿である。」(東光山妙法寺ホームページより)

何だか良く分からないが、後光よりもライトアップが良く似合う大仏様である。

また、この大仏様は台座から一回転出来るカラクリものである。
朝9時から夕方5時までは本堂の方向を向き、夕方5時から翌朝9時までは世田谷通りの方向を向くという。一体誰が回すのだろうか? 
踏切事故もあっただけに、ここはぜひとも機械仕掛けであってほしい。
屋根の上のヴァイオリン弾きならぬ、屋根の上の大仏様。
かつて、屋根の上に自由の女神が聳えていたラブホテルがあったが、良識ある市民運動の末に強制撤去となった。
なにやら入り口付近の雰囲気は、それに似ていなくもない。
願わくば、未来永劫人類の生命のために聳え立っていて欲しいものだ。

★お詫びと訂正。
大仏様の建立は、平成8年ではなく平成6年の誤りでした。
関係者の皆様には、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。


屋根の上の大仏様
屋根の上の大仏様

入り口付近近影
入り口付近近影

受付のお自動さん
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