■新宿御苑(旧新宿門)■ 2005年08月01日
大木戸門と同じ、昭和2年(1927)の竣工。
使用材料、デザインの流れから、同一の担当者らが設計したものと思われる。
こちらは切妻屋根を雁行させた、リズミカルなボリュームを呈している。
大木戸門よりも、もっと小ぶりであるが、門外との受付機能を重視させた造りで、張り出した出窓が印象深い。(現在は格子で塞がれている)
切妻屋根の重厚なパラペットや、アーチをくぐる玄関など、ちょっと見はロマネスク風である。
窓もポツまどで構成され、中世的な雰囲気を醸しだしている。
妻壁に出っ張っているブラケットも、なかなかいいセンスだ。
新宿へお出向きの際は、ちょっと立ち寄ってみてはどうだろう。
道路面から見た外観(受付)
門内から見た外観
玄関廻り