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建築日誌
■長栄堂(池上本門寺)■    2005年11月05日

本門寺の境内に、ちょっと面白い神社(?)がある。
先日、打合せの帰りに寄ってみた。

長栄堂(通称:長栄稲荷)。
本門寺(長栄山本門寺)の守護神「長栄大威徳天」を奉安しているとのこと。
昭和34年に再建されたというから、かなり新しいものである。

本門寺は、日蓮宗の大本山。
縁起によると、日蓮上人が佐渡ご流罪中、白髭の翁として現れ、法華経の行者守護をお誓いになったのが「長栄大威徳天」であるという。
日蓮上人を生涯の間守護された。

守護神を祀ってあるのだから、神社であるに違いない。
限りなく「寺」に近い造りではあるが、神社のシンボルたる鳥居もある。
この鳥居は、明神鳥居である。

そして、二組のお狐様。
何だろう? 手には細長い俵のようなものを持っている。
もう一方は、玉のような、目玉親父のような、鞠のようなものを手にしている。
面白い。乱蔓さんなら何か知っているかもしれない。

もう一組のお狐様は、火の玉のようなものと、子狐を踏んづけている。
いや、子狐に手を当てている。(笑)
何かの象徴的意味合いがあるはずだが、小生には分からない。

屋根にもへんてこりんな奴がいる。
こちらは一組の「シーマン」だろうか?(笑/そういえば、ブームは去ったな)
これも良く分からないが、その風貌から、ある程度容疑者が絞られる。
龍の子の第二子(龍には九子があるという)「ち吻(フン)」ではないかと疑ってみる。(何も疑う必要はないのだが)
「性は望みを好み、ゆえに屋脊の上に立つ。日本の鬼瓦のように屋根の棟飾りに用いられる。枝分かれした二本の角を持ち、たてがみが長い」(『社寺建築の彫刻』高藤晴俊)
違うかもしれない。
違ったら、無罪放免してあげる。(笑)

小生が写真を撮っている間、住職or神主(?)と思われるお方と、お参りに来たお方とが、ひっきりなしに立ち話をしている。
なかなか終わりそうもない。
聴きたいことが山ほどあるのに、お題目を忘れそうだ。(笑)

長栄堂(池上本門寺) 
長栄堂(池上本門寺)外観

シーマン
シーマン

お狐さま(その1) 
お狐さま(その1)

お狐さま(その2) 
お狐さま(その2)

お狐さま(その3)
お狐さま(その3)

お狐さま(その4)
お狐さま(その4)

扁額
扁額