■旧函館海産商同業組合■ 2007年01月25日
日本最古のコンクリート電柱のすぐそばに、美味しそうなキャラメル風味の建物がある。
問題のジンギスカンキャラメルではない。(笑)
もちろん、イカスミキャラメルとも違う。
例えるならば、アーモンド・グリコ!
いや、色で言えば「たい焼き」にも似てなくもないなぁ~。(笑)
あっ、そうそう。……
たい焼きといえば、神楽坂に不二家の「ぺこ焼き」を売っているお店がある。
ペコ焼きを売っているのは、全国でもここ一軒だけ。
小生が学生のころ、授業の前にペコ焼きを一つ食べてから席についたことを思い出す。
懐かしいな~。(笑)
でも、そのペコ焼きも今は例の問題で閉店していると言う。
あ~あ、ペコちゃんには責任がないんだけどな~。(悲)
ということで、このペコ焼きビル。
いや、旧函館海産商同業組合ビル。
設計は、あのイチゴ風味の亀井邸を手がけた建築家・関根要太郎なのである。
イチゴにキャラメル。
どうやら関根は、甘いものが大好きだったらしい。(と、勝手に判断してます/笑)
竣工は大正9年(1920)。
木造3F建て。
施工者は不詳。
亀井邸の一年後の作品である。
ファサードは、得意のボウ・ウインドウを両端に設け、中央をフラット三連窓とした特徴ある形態である。
しなやかである!
清楚である!!!
セセッションである!!!
まるで、モボ・モガがキャラメルを食べるように、大正レトロの雰囲気を醸し出しているのだ。(笑)
この建物、平成5年の南西沖地震で大きく破損したもようで、改修の際に、色彩計画も創建当時のように復元されたらしい。
その前は、もっと淡い色合いだった。
今でも現役バリバリの事務所ビルとして使用されている。
でも、裏へ回るとちょっと様子がおかしい。……
何かが物足りないのだ。
手抜きしているようにも感じられる。(笑)
表に比べて背中がどことなく寂しいかぎりで、まるで小生の背中のようである。
男たるもの、顔で笑って心で泣いて!
と、なんだか意味不明になってきたので、今日はこのへんで終わりにします。(笑)
旧函館海産商同業組合
正面見上げ
斜めアングル
車が邪魔(笑)
裏側
裏側のステンドグラス